top of page

海でウミガメと出会った時のルールとマナー


こんにちは!OCEANZ(オーシャンズ)のMasatoです。

奄美大島は、ウミガメが多く上陸する島として知られています。しかし、奄美海洋生物研究会※によると、2023年のウミガメの産卵回数は260回で、2012年の調査開始以降12年間で最少となっています。特にアカウミガメの産卵数の減少が顕著です。

※奄美海洋生物研究会「2023年奄美大島におけるウミガメ上陸・産卵調査」より引用



この減少の要因として、餌場である東シナ海での混獲(他の漁業で誤って捕獲されること)による生息数の減少や、餌資源の減少による産卵頻度の低下などが考えられます。しかし、現時点では明確な因果関係は分かっていません。


ウミガメは数年おきに産卵するため、生息数の増減については中長期的な分析が必要です。それでも、ウミガメたちが安心して産卵できる環境を整えることは非常に重要です。この貴重な環境を未来に残していくためには、私たち一人ひとりの配慮と行動が大切です。


今回は、ウミガメと触れ合う際のマナーと、OCEANZが取り組む保護活動についてご紹介します。

ウミガメも私たちも、安心して楽しい時間を過ごせるように、ぜひご一読ください。



ウミガメと触れ合う際のマナーと注意点


1. ウミガメには触らない

ストレスを与えてしまう:ウミガメは非常に繊細な生き物です。触れることで驚きや恐怖を感じ、生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。


健康被害のリスク:人間の手からウミガメに病原菌が移るリスクがあります。


2. 適切な距離を保つ

適切な距離を保つ:ウミガメが自由に泳げるスペースを確保しましょう。


進路を妨害しない:進行方向に立ちはだかったり、追いかけたりしないよう注意しましょう。


3. 静かに観察する

音に配慮:ウミガメは音や振動に敏感です。大声や急な動きは避けましょう。


ゆっくりとした動きで:穏やかな動きで接することで、ウミガメも安心します。



4. 適切な装備を使用する

環境に優しい化粧品を選ぶリーフセーフ処方の日焼け止めや、サンゴや海洋生物に有害な成分を含まない化粧品を使用しましょう。


装飾品はできるだけ外す:ネックレスやブレスレッドなどのアクセサリーは外して、ウミガメやサンゴに引っかけたり失くさないようにしましょう。


5. 環境を大切にする

ゴミは持ち帰る:プラスチックごみはウミガメや他の海洋生物にとって有害です。必ずゴミは持ち帰り、海洋汚染を防止しましょう。


サンゴを傷つけない:フィン(足ヒレ)や手を不用意にサンゴにぶつけないよう、ゆっくり泳ぎましょう。また、ライフジャケットを着用することで、立ち泳ぎによるサンゴの破損を防ぐことができます。


OCEANZでは、フィンやライフジャケットの適切な取り扱いについて説明していますので、初めての方も安心してご参加いただけます。




ウミガメとの出会いを楽しむために


1. 知識を深める

ウミガメの種類や生態を知ることで、実際に出会ったときの感動が増します。

他のコラム記事でもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!


2. 適切な装備を準備する

自分のサイズや経験に合った装備をしっかり準備し、シュノーケリングを安全に楽しみましょう。

機材が合っていないと紛失や破損が起こり、結果的に海洋汚染や事故につながる可能性があります。


OCEANZでは、ツアーの予約時に参加者のサイズ情報やご経験を伺い、天候や季節に合わせた最適な機材をご用意しています。暑がりや寒がりの方など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

3. スキルを取得する

ウミガメと安全に泳ぐためには、海で落ち着いて泳げることが非常に重要です。そのために、シュノーケリングやスキンダイビングに必要なスキルを事前に習得しておくことが大切です。


OCEANZでは、ツアーの最初に必要なスキルの講習を行い、参加者が安心して楽しめるようサポートしています。この講習では、基本的な泳ぎ方や呼吸法、緊急時の対応方法などを学ぶことができます。





OCEANZの取り組み


1. ビーチクリーン活動

年間を通して定期的にビーチクリーンを行い、ウミガメの生息地である砂浜をきれいに保っています。


2. 環境教育の推進

ツアー中にウミガメの生態や環境保護の重要性をお伝えしています。

また、環境問題を楽しく学びながらオリジナルアクセサリーを作る海洋プラスチックワークショップを開催しています。


3. 地域団体への参加

地域の関連団体への参加を通じて、ローカルルールの制定など、地域全体で海やウミガメを守る取り組みを行っています。




まとめ


奄美大島での滞在を素晴らしいものにするために、ウミガメへの配慮とマナーを守りましょう。そのためには、ローカルルールやウミガメの生息環境を熟知したガイドのツアーに参加することが重要です。 OCEANZでは、ウミガメシュノーケリングを担当するガイドは全員シュノーケリングインストラクターの資格を持っており、またウミガメについての知識も豊富です。


ウミガメをはじめとする海洋生物を守ることは、地球の未来を守ることにもつながります。僕たちの一番のミッションはウミガメと一緒に泳ぐ感動体験を提供することですが、同時にその体験を通して一人ひとりの環境への意識が変わることを願っています。美しい奄美大島の自然を次の世代へと繋いでいきましょう!






インストラクター

遠藤 優人

実績:約1,500名/年間のお客様をご案内

​資格:

SSI Freediving Level1 インストラクター

SSI Freediving Level2 インストラクター

SSI Mermaid インストラクタートレーナー

SSI Spearfishing インストラクター

BSAC Snorkel インストラクタートレーナー

BSAC Skindiving インストラクタートレーナー

BSAC OWインストラクター

一級小型船舶操縦士


自然豊かな奄美から現地の情報をインストラクターの視点でお届けしています。




 

『OCEANZ(オーシャンズ)』各種ツアーのご予約は

WEB予約またはお電話から承っております。

​まずはお気軽にお問い合わせください。



皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

Comments


bottom of page